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華南地区から見える星空を実際の写真を交えて紹介します。 観測の問題点と対処法も紹介します。
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 天体写真は写真としては非常に暗い天体(太陽、月を除き)を対象としているため撮影に要する露出時間は非常に長くなります。

 露出時間は少なくとも20秒、長いと3分~5分程度必要になります。その場合は昼間の景色の撮影時には気にする必要の無いカメラ自体から生じるノイズが目立ちます。高感度で撮影すると余計に目立ち、ざらざらした粗い写真に成ります。

 最近の機種はノイズレベルはかなり軽減され相当改善されていますが、何らかの
ノイズ軽減処理が必要です。

 カメラの機能としてノイズリダクションを備えていますが、それは撮影した画像からレンズキャップをして同じ露出時間のカメラノイズ画像を減算する処理を行っています。

 その場合は1コマ撮影すると、同じ露出時間のノイズコマを自動的に撮影します。
そしてノイズ減算の画像処理を行います。

 長秒時の天体撮影の場合は、撮影する → 同じ時間ノイズ画像を撮影して画像処理しているので、連写が出来ません。長秒時撮影後同じ時間待つのはじれったい所です。

 ノイズ軽減処理は撮影後別途パソコンでの画像処理で行う手法もあります。
 
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  天体写真は適正露出を得るのが難しく、画像処理をして見られるような写真に成ります。
  昨日撮影した『きしちょう座』のα星(2.9等星、赤緯-60度)の写真の画像処理前と画像処理後を添付します。

 ・撮影条件
  
   9月20日  午後10時26分~ 80秒露出

   カメラ  キャノンEOS X2
   
   レンズ  ニコン100mmに×1.5倍テレコンバータ使用

   フィルタ 光害カット用 LPS-P2フィルタ 使用

   架台  星の日周運動を追尾するため赤道儀使用

 ・画像処理

   キャノンカメラ付属ソフト DPPにて
    シャープネス + トーンカーブ + コントラスト + 明るさ を補正

   当地の空は街明かり、モヤなどで撮影原版は露出オーバーのような状態です。


 処理前      処理後
IMG_2008_09_20_0688_1.JPG77b980ea.jpg  
 今年の秋分の日は9月23日です。住んでるアパートは南側に窓があり、先日までは昼間も太陽の日差しは有りませんでしたが、今日はお昼に日が差し込んでいるのに気付きました。
 当地は北緯22度ですので、夏至前後はお昼には太陽は真上より北側に成ります。
 秋分の日が近づき、太陽が真上から南側に成って来ました。これからは秋分、冬至に向かい、日差しがどんどん部屋の中に入って来ます。

 色々な形で季節の変化を感じたいと思います。室内温度は28度ですので、気温ではまだまだ季節の変化は感じ取れません。

3cf8f457.jpg
 14日の中秋の名月が過ぎ月齢15の月です。反対側が若干欠け始めています。天体は確実に計算通り動いています。

 星を見るのが好きですので、それには月明かりは邪魔ですが後暫くすると月の出
が遅くなりますので、星を見るのに適してきます。

 月の暦を上手く使って月明かりを避けながら星空を楽しみたいと思います。

 添付の写真は今日の月齢15.7の月です。



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